【書評】花を飾るだけで、日常が少し整う『花を飾ると、神舞い降りる』須王フローラ
1. この本を一言で言うと
「花は、見えない世界とあなたをそっとつなぐ入口。飾るだけで“いま”に戻れる、やさしい人生哲学」
パリの老舗花屋で妖精と出会ったという著者が、**「5%の見える世界」と「95%の見えない世界」**という視点から、幸せに生きるヒントを語ります。
2. こんな人におすすめです
🌸 毎日が忙しく、心に余裕がない人
花を飾ることで、ほっとひと息つく時間がほしい方に。
🌸 人間関係・仕事・お金・子育てに悩んでいる人
第4章では、こうした悩みを「愛由来か、不安由来か」という視点で見つめ直します。
🌸 大切な人を亡くした経験があり、心が揺れている人
終盤では、大切な人の死とどう向き合うかにも触れられています。
3. 本書のキーポイント
① 世界は5%と95%。「いま」を観察すると自分が整う
序章と第2章の土台になる考え方です。私たちは、目に見える5%の世界に振り回されがちです。本書は、見えない95%の世界に目を向けようと提案します。
- この世もあの世も、ひとつのエネルギー(大元)からできていると著者は語ります
- エネルギーを動かす唯一の方法は**「観察」**だそうです
- 時間は人間が作った幻想で、すべては**「いま」**にあります
- 「ふと」浮かぶ直感に従うことが、本来の自分で生きることにつながります
「頑張って変わる」のではなく、「いまの自分をただ眺める」ところから始める、肩の力が抜ける考え方です。
② 花の色とチャクラで、自分をケアする(第3章)
最も実践的な章です。**「色」**は素早く、包み込むようにやさしく影響を与えてくれると著者は言います。
- 誰でもできるオーラの見方があり、「本質のオーラ」と「現状のオーラ」の2種類があります
- 足りない色を花で足していくという考え方です
- 仕事に邁進したいときは赤い花や実を飾ります
- 第1〜第7チャクラそれぞれに対応する花があります
- 「病気とはケアされなかったエネルギーの滞り」という見方も紹介されています
オーラやチャクラは著者独自の世界観です。「気分に合う色を選ぶ」セルフケアとして取り入れると、日常に使いやすくなります。
③ 「愛由来」で生き、自分を好きになる(第4章〜終章)
見えない世界の話を、現実の暮らしにつなげる後半部分です。
- 言動には愛由来と不安由来があり、不安由来の言動が問題を引き起こすといいます
- 愛とは、自分や相手を変えないことだそうです
- 努力が実らないときは、タイミングが来るまで**「能動的に待つ」**ことも大切です
- 「幸せを選びつづける」人生戦略として、自分を大切にすることが語られます
- 頭の中で反省会をしてしまう人、過去に原因を求めてしまう人へのメッセージもあります
- 「自覚しながら不安になればいい」「自分を好きになるとは、好きか嫌いかはやってみないとわからない」といった、肩の力が抜ける視点が続きます
- 終章は**「人生は案外簡単」**。欲しがるのをやめた瞬間、完全になるというメッセージで締めくくられます
4. 明日から実践できるアクションプラン
🌼 プラン1:花を1本、気軽に飾る
本書は「どんなふうに買っても、飾ってもいい」と言っています。花束でなくても、1本で十分です。
🌼 プラン2:今日の気分に合う色を選ぶ
頑張りたい日は赤、というように、色から気持ちを整えてみましょう。
🌼 プラン3:1分だけ「観察」する
花の前で深呼吸をして、いまの気持ちや体の感覚を良し悪しをつけずに眺めます。「ふと」浮かんだことがあれば、メモしておくのもおすすめです。
まとめ
『花を飾ると、神舞い降りる』は、「もっと頑張れ」と励ます本ではなく、**「いまここに戻れば、すでに満ちている」**と教えてくれる本です。
まずは一輪の花から始めてみませんか。あなたの毎日が、少しやわらかくなりますように。🍀

